FUSION フォンP' (IP電話サービス)を使おう

FUSION フォンP'というサービスが試験的に始まり、2006年9月現在、初期費用、基本料金無料で050な番号使用出来る(通話料金別)。
そこで、専用クライアント以外で利用出来るか調査を行ってみた。

主にEtheralを使用し、SIPプロトコルを解析(というほどでもないけれど…リクエスト内容を調べただけ…)。


解析を行い、別のSIPクライアントを使用していたら、中の人から直接電話がかかってきました。トライアル中で、フォンP以外でのソフトウェアでのSIP Register はSIPサーバへの負荷等が分からず、現状では辞めてくれと。 とゆーことで、自己責任でお願いします。
といっても、フォンPは腐っていて、使い物にならないのでサポートに仕様を何とかしろといったのが一切伝わっていなかったのでこうしたまでですといったら、謝罪されましたが。最大限の努力をしますと。するのであれば、確実に行っていただきたい物ですね。ちなみにフォンPはSONETが開発しているため、FUSIONは関与出来ないはずですが(^^;


SIPクライアントでの利用

動作したSIPクライアント

動作しなかったSIPクライアント

未調査なSIPクライアント

設定項目

項目詳細
SIP DOMAINph2.so-net.ne.jp
SIP SERVERph2.so-net.ne.jp:5060 (cp-siplb012.sonycomm.jp)/202.238.94.183
SIP Request 発信sip:電話番号@0038.fu1.so-net.ne.jp

備考

項目詳細
RTP61.203.148.145
SIP Request 着信sip:番号@ph2.so-net.ne.jp
着信時のIP(PSTN網202.238.94.167(cp-sip02.sonycomm.jp)

複数インターフェース時のstatic route実行例 (Windows)

route add -p 202.238.94.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.10
route add -p 61.203.148.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.10

SIPドメイン

電話の発信時のSIPドメインが、ph2.so-net.ne.jp では無いため、そのままでは発信が出来ないので、

sip:電話番号@0038.fu1.so-net.ne.jp

とダイアルする必要。(専用クライアントの場合は不要)

 SIPクライアントによっては、0038.fu1.so-net.ne.jp までも名前解決を試みようとしてしまう。しかし、0038.fu1.so-net.ne.jp はDNSに存在しないアドレスの為、DNS解決を試みるクライアントであれば、「ホスト名が見つかりません」といったエラーになり、ダイアルですら出来ない(着信は可能)。

また、HOSTSファイルに記述しても、DNS解決を試みるため、SJPhonetでは利用出来なかった。

フォンP' (純正のSIPクライアント)

複数の物理的なLANが存在する場合、明示的のどのNICを使用するか選択が出来ない。

 動作として、一番メトリック値の低いNICを使用し、SSDP Discover を投げ、応答が無ければ無条件で接'SIPサーバとの通信に失敗しました。パソコンや接続機器の設定を変更することによりご利用いただける可能性が有ります。''とエラーを返し、それ以降、SIPサーバへ接続を試みようともしない。

 すなわち複数のネットワークの足が存在する場合、UPnPの動作しているネットワークのメトリックを物理的に下げないといけない。

 どのような場合に該当するかというと、ホテルやマンションの共用設備、フリースポット等のネットワークの場合、UPnPが利用出来ない事が多く、SoftEther等のL2VPNソフトを使用し、UPnPルータの有るL2VPN経由でIP電話を使いたい場合に該当する。SSDPパケットを送信するインターフェースが指定出来たのであれば、static routeを記述することにより、強制的にVPN側のUPnPルータでインターネットへ出て行くという手法を採ることが出来るが、インターフェースが明示的に指定出来ない場合にはこの手法を使うことは出来ない。

 回避方法として、インターフェースメトリックを下げ、ゲートウェイのメトリックを上げておくなどしておく必要が有るだろう。また、NAPT環境で使用は出来ず、UPnPルータが存在すると次の認証のステップに進めるため、ポートを開けたところで、エラーになる。

エイジフォン

FUSION.png

発信する際、電話番号@0038.fu1.so-net.ne.jp とダイアルしないと行けない。
NAT配下の場合、STUNサーバを使用することが出来る。

また、Version1.50以降はsip server call remote domainに対応したため、下記の用に設定を行うことで発信が容易になる。

FUSION2.png

STUNサーバ一覧はこちら?

コメント


添付ファイル: fileFUSION.png 1013件 [詳細] fileFUSION2.png 1040件 [詳細]
TOPページへ戻る   新しいページの作成新しい下位ページの作成そのページを引用して新規作成ページ名の変更ページへのリンク元を表示   サイトのページ一覧サイト内単語検索編集したページの履歴削除したページの履歴   別ウィンドウでマニュアルページへ