Last Update: 2008-05-15 (木) 14:10:23 (6046d)
FrontPage / network / 光プレミアム

最新版は・・・

こちらが最新になります
尚、現在リバイス中ですので、後日差し替えます。













NTT光プレミアムについて

 まず、最初に、光プレミアムとは何か説明しよう。光プレミアムとは、NTT西日本が提供している光ブロードバンド回線で、一般家庭の利用を対象としている。ここでの一般家庭とは、サーバを立てたりせず、ウェッブブラウジングが出来て、メールやメッセンジャー等が動けば良いという家庭だ。そのため、光ファイバー等を含むトータルコストを安価に提供するため色々な仕組みが入っているが、それが制限となり、仇となっている。*1

 この回線を利用することにより、ひかり電話が使えるため、既存の加入電話の1785円が525円で利用出来るが、このひかり電話を利用するためには、VoIPアダプタを取り付けなくてはいけない。また、限られた環境で品質を保証しないといけないため、ルータに相当するCTU部分もNTTの責任分界点だ。そのため、今まで自由に利用できていたルータが使用出来ない、端末にグローバルIPを振ることが出来ない等、色々な制限がついてくる。

ひかり電話の仕組み

 余り技術的なことは省いて、ひかり電話が番号ポータビリティに対応したため、既存の固定電話の番号をそのまま安価に利用が可能である。固定電話は、電話としてのライフラインとしての最低限の品質を保たない限り、デジタル化が出来ない。これらは総務省の定める一定基準を満たす必要がある。主に、0AB番号の付与による、エリアを特定できること、0ABの番号の付与による緊急番号への接続(110番や119番)、一定の回線品質の保証があげられる。品質既定については、google検索固定電話+品質規定+0AB及び固定電話+品質+0ABあたりを参照。

 ここでは、これらの要件を満たすことが出来、番号ポータビリティという形で、既存の固定電話の番号を割り当てる事が出来るようになった。

 では、技術的にはどうなっているのだろうか。インターネットを介すると品質の保証されていないネットワークになってしまう。地域IP網内であれば、閉ざされたネットワークで全てNTTの管理管轄にあるため、音声パケット優先制御をおこなうことが可能になり、提供出来るようになった。しかし、現時点で疑問なのは、同時に利用した際、契約分の帯域を確保されているかという事である。

 CTUとVoIPアダプタとはどういう構造で接続されているのだろうか?

 CTUには、隠しセッションというのが存在し、第6セッション目には、IPv4のネットワークが存在する。このネットワーク上で、光電話を提供するが、VoIPアダプタとはUPnPか何かで接続されるため、CTUのIPアドレスを変更すると、CTUを見つけれなくなり、ひかり電話が使用出来なくなると言う不具合も有る。

尚、使用されていると思われるアドレスブロック帯は、210.247.0.0/17 当たりから使用されると思われる。なお、このアドレスブロックには地域IP網で利用されるグローバルアドレス(外部とはルーティング無し)でもあると思われる。

光プレミアムの良い点

光プレミアムの悪い点・駄目な点

一般家庭を対象としているので、それを越える要求も有ることをご了承くださいませ。

IPv6周りのネットワーク構成

地域IP網内はIPv6化されたが、理由がいまいち分からない。GE-PONはOKIを利用され、GE-PON は HITACHI GR4000というルータに1Gbpsで接続。GR4000から局間は10Gbps接続されている。さらに地域代表ビル内では、Juniper等の機器が利用されている。その先が、完全なv6ネットワークになっている。主に、CTU設定サーバ及びウィルス定義の配布サーバ等もIPv6になっている。

さて、ここで問題が発生することが一点。IPv6に対応していない端末(パソコン)はどうなるのだろうか。CTUがProxyサーバとして動作しているため、あたかもv4でアクセス出来るように見える。tracerouteを使ってみれば一目瞭然だろう。

割り当てられるIPv6アドレス

 2005年8月現在、加入者に割り当てられるアドレスは、2001:a000::/21 から、 /48のアドレスが割り当てられる。これは、CTU単位に割り当てられるため、実質加入者は固定となる。また、各種サーバ群は2001:0d70::/30 から割り当てられている。

これらからすると、加入者へは /48 で割り当てられるため、CTUのアドレスから加入者が簡単に把握できるような仕組みになっているが、このペースで/48 で割り当てたら直ぐにIPv6アドレスが枯渇するのではないだろうか。また、/48 でなく、/64 でも良いのではないか、なぜ、あえて /48 で配布した理由として、IPv6アドレス割り振りおよび割り当てポリシーに準拠したのだろうか。

個人的感想

 このサービスに関しては本当に何を考えてプランニングされたか全く分かりません。CTUの後ろのネットワークで、PPPoEが使えるようにしてあればまだ、救いようが有るのですが。ひかり電話でどうしても必要ならば、それようにPPPoEを食わせるなりIPsecなりで繋げばいいのにね。なぜ、東と西は違うのだろう?こんなIPv6環境を準備したところで、使ったところで普及もしないだろうし、ユーザの混乱を招くだけのような気がします。実際にOCNのサービスには、フレッツ光プレミアム及びv6アプリ利用時は、OCNのIPv6サービスは受けれない可能性が有ります。と告知されていますし。

また、AAAAのDNSレコードの振られているサイトへは到達性が無く、ページが表示できないというトラブルが発生しています。ユーザへの選択肢を作るべきであり…。そして、こういう状態で有るので、ファミリー100タイプを選択しようとすると、どこものISPが光プレミアムばかりにして、ファミリー100のキャンペーンを打ち切り、工事費が発生する。という自体。ユーザへの配慮が全くなっていない感じがしますし、その辺のユーザへの説明責任がない気がします。この件について問い合わせしたところでたらい回しで、出来ますとか理由の分からない回答しか出来ない窓口にも腹が立ちます。やりたいと思っていることが出来ない紐になっていて、インターネットそのものの本質を失わせているような感じがしました。

一行コメント

なにか、間違っていること等有りましたら指摘して下さいませ



*1 個人的にはそんなことをせず、既存のGE-PONに、ひかり電話用のPPPoEセッション(VoIPアダプタがPPPoEをしゃべりSIPサーバに接続する)及び、v6アプリみたいに生でアドレスを流せばいいと思うのに…。
*2 PDFの98頁目参照
*3 OCN Theater, Plala 4thMedia, オンデマンドTV
*4 ipv6 install していると
*5 実際の所、OSの環境にも寄るが、IPv6でタイムアウトしてから、IPv4で試みられる
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